「展示会のブースに人が集まらない…」
そんな悩みを抱えている担当者は少なくありません。
集客がうまくいかないと、せっかくの出展も費用対効果が合わず、上司からの評価も下がってしまう…。展示会は「参加するだけ」では意味がなく、いかに“人を呼び込むか”が成否を左右するイベントです。
この記事では、1日1000人以上をブースに呼び込んだプロの実践ノウハウをもとに、誰でもできる集客方法を6つのステップでご紹介します。

1. そもそもなぜ集まらないのか?|失敗する展示会の共通点
展示会で集客ができない企業には、いくつかの共通した「見落としポイント」があります。
よくある失敗パターン
- ブースに「何をしているか」が伝わらない
- スタッフが“接客待ち”で受け身
- ブースの前に、説明員が並び、入りづらくなっている
まずは、これらを1つずつ改善するだけでも集客力は大きく変わります。
2. 集客は準備が9割|開催前から勝負は始まっている

集客は“当日”だけで考えるのはNGです。実は、展示会の成功は開催前の準備で8割が決まるとも言われています。
準備段階でやるべきこと
- 出展目的の明確化:リード獲得?商談数?SNS拡散?
- ターゲットの絞り込み:誰に来てほしいのか?
- 集客施策の計画:、集客代行(実演販売MC・コンパニオンなど)広告などを活用
出展するだけで集客できる時代は終わりました。今は「呼び込む努力」が求められています。
3. ブース設計は“引力”が命|遠くからでも目を惹くデザイン
ブースの作り方次第で、通行人の足を止められるかが決まります。

集客ブースの条件
- キャッチコピーが3秒で読めるか?
- 照明で目立たせているか?
- 「体験・実演」が見えるか?
特にBtoBの展示会では、競合が並ぶ中で一目で「違う」と思わせる視覚的訴求が重要です。
4. スタッフの動きがすべてを左右する
展示会では、スタッフの表情・声のかけ方・立ち位置までもが「集客力」になります。
プロがやっている集客行動
- 通行人の「目線」に合わせて話しかける
- アイキャッチとして資料や商品を手に持つ
- ブース前に立ち続け、声を絶やさない
“人が人を呼ぶ”のが展示会の本質です。立ち姿・笑顔・声のトーンを磨きましょう。
5. 実演・ライブ感で“熱量”を伝える
静的な展示より、動きのあるプレゼンや実演販売は圧倒的に人目を引きます。
具体的なテクニック
- 商品をその場で調理・使用・体験させる
- ヘッドマイクで大きな声を使い「ステージ感」を出す
- 心理学(返報性・希少性・共感)を活用したトーク
お客様の“感情”を動かすのは、動画よりも“その場の熱”です。
6. ノベルティと“余韻”で記憶に残す
ブースに来てくれた人が、その後もあなたの会社を覚えているか? それが成果に直結します。
下記にノベルティーを書いていますが、あくまで一例です。ノベルティーには流行りすたりがあります。訴求力のあるノベルティーは他社も同じように配ることが多くなります。多くの展示会に出向き、今、一番響くノベルティーは何かを調査する必要があります。
印象を強く残す施策
- 実用的なノベルティ:ウェットティッシュ、メグリズムプロテインバー、他社の資料までも、まとめられる大きな不織布バッグなど
- 持ち帰りたくなる資料:図解・事例付き・おしゃれなデザイン
- 来場者フォロー:展示会後すぐのメールや電話
「あのブース、良かったな」と思わせたら、展示会の目的は達成されたと言えます。
まとめ|展示会集客は「事前準備×当日演出×余韻」で決まる
展示会の成功は「立地」や「運」ではありません。
勝てる企業は、集客を“科学”しています。
- 事前告知+ターゲティング
- 視覚と感情を動かすブース設計
- 声・動き・表情で勝負する人の力
- 実演で信頼を生み、ノベルティで記憶を残す
「1日1000人を呼び込むブース」は、偶然ではなく設計された結果です。
ぜひ、次回の展示会でこの実践テクニックを取り入れてみてください。
